Posted on 2010 under 様々なうつ病 |
2
6月
一般にうつ病になりやすい性格というのがあります。
真面目な人がうつ病にかかりやすいといわれています。
信頼感の強く、勤勉な人が多いみたいですね。
まじめな人ほどストレスを受けやすい傾向があります。周りの期待にこたえたい、頼まれたら断れないといった自分の能力以上のことを要求されて、それでもなんとかしようとしてストレスを貯めてしまうために、出来ないときには自分をせめてしまい悪循環におちいってしまうものです。
一般に良い性格と呼ばれている性格なのですが、責任感が強いため自分にプレッシャーがかってしまうのですね。
ですが、うつ病を予防する為にも性格を変えようとすることはあまりよくありません。
変えようとすることで、それがストレスになってしまうことがあるからです。
ですので、無理に性格を変えようとはせずに自分はこういう性格なんだと受け入れることが大事になります。
そうして、うまいストレスの回避方法を考えてみてはいかがでしょうか。
ですが、このような性格はなりやすいといだけであって、絶対うつ病になるというものではありませんので、あまり考え過ぎないことも大切ですよ。
友人にテレワークをしているこのような真面目で勤勉な人がいるのですが、自分の性格を分かった上で自分にあったストレス解消法を行っています。普段は仕事でも真面目でストレスがたまるのを自分で分かっているので、休日になると自然と触れ合ったりして1週間のストレスを解消しているそうですよ。先日は中洞牧場にいって来たなんて話ていましたしね。
自分にあったストレス解消法などを探してみて、うつ病にならないようにしてみてはいかがでしょうか。
Posted on 2010 under 様々なうつ病 |
19
1月
身近にうつ病にかかった人がいると、どう接したら良いかわからなくなる人も多いと思います。
早くなんとかなってほしいと願いますが、うつ病の人に言ってはいけないのは、「励ますこと」なんです。
「辛いと思うけどがんばってね」なんて言葉は余計にうつ病の人を苦しめるのです。
鬱になると生活全般にやる気が失われます。
これは性格や精神の弱さではなくて、病気の症状なのです。それでその人を責めることは間違っているのです。うつ病になって、その人が変わってしまったと思うのも違います。病気が治れば症状もきえます。
うつ病になると、今までと変わってしまいどう接したらよいかわからなくなり、病気だからといっても困った言動に悩むと思います。
だけど、相手の話をよく聞き、相手の感情をよくくみ取ってあげましょう。
自分が味方だということを伝え、良くなるまでは時間がかかりますが忍耐をもって接する覚悟を持ちましょう。
相手の言動にいら立ちを覚えることもあると思いますが、出来るだけ自分の感情をコントロールできるようにしましょう。
励ます言葉は厳禁といいましたが、希望を与え不安や絶望を和らげる接し方は大事です。
Posted on 2009 under 治療法 |
23
7月
今までの医学は、理論や経験、あるいは権威者の判断に頼っていた部分が多くあり、必ずしも「根拠に基づいた医療」が確立されていないことが問題となっています。出来るだけ客観的な疫学的観察や実験を根拠として、良心的に、明確に、分別を持って、最新最良の医学知見を用いて患者と一緒に治療の方針を決めていくことを今後の課題としています。
この「根拠に基づいた医療」の重要性は精神医学の分野においても注目されています。治療への介入とその結果の因果を数値で表すことの出来る生体データを主として明確にし、治療介入を実施することの有効性を評価していくのです。ただ数値で表すことは、精神科の領域では難しいことが多いのが実際で、重症度を測る評価スケールの点数や、入院期間、自殺の有無などを、治療結果を表す客観的データとして用いています。
【うつ病の評価に用いられる評価尺度】
◆ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)
◆ベックうつ評価尺度(BDI)
◆モンゴメリー・アズバーグうつ病評価尺度(MADRS)など
Posted on 2009 under 様々なうつ病 |
15
7月
うつ状態を分類する方法は大きく分けて2つあります。
まず症状の重症度から区分する分類方法として“ある程度症状の重い大うつ病”と“軽いうつ状態は続く気分変調症”に障害を分けています。
2つめは、古典的な分類でうつ病の成因からの区分があります。“心理的に引き起こされている理由が明確でない内因性うつ病”(狭義の「うつ病」)と、“心理的に引き起こされている理由が特定できる心因性うつ病”(狭義の「適応障害」)の2分法です。
症状が重症であるかそうでないかで判断する分類方法は、客観的に観察することで研究には適しています。しかし心理的に引き起こされている理由が特定できる場合は、その原因となる環境を見直すことで元気になれる可能性を多く秘めています。ですので、こちらの評価も欠かすことはできません。
今の症状を良くするには何をすべきか、何ができるのかを明確にし、完全な治癒、もしくはその症状と上手に付き合っていけるようにすることが治療における大切なポイントではないかと思います。
Posted on 2009 under 治療法 |
3
6月
児童期(12歳未満)や思春期(12歳~17歳)でうつ病を発症している子供達が増えているなか、投薬治療と並んで効果が期待され重要視されているのが、箱庭療法や遊戯療法です。
【箱庭療法の手順】
箱庭療法を実施する部屋にはセラピストが用意した色んな道具があります。縦57cm×横72cm×高さ7cmの箱の中に砂を入れ、用意された道具(※建物や木や動物や人などのミニチュアのおもちゃや、石、貝殻、ビー玉、怪獣など)を使用して、箱の中へ自由に”何か”を作っていきます。カウンセラーはそれを見守ります。
箱庭を作ることで患者は自己表現療法となり、カウンセラーは仕上がった箱庭を見てそのメッセージを読み取ったり、箱庭の変化の様子を見たりと患者の内的世界を知る手がかりにできます。
患者は部屋の中にある道具を見て、自分の今の心理世界を表すのに当てはまるものを選んでいきます。
表面と内面の落差を示す例として貝殻を置き、草の葉で飾る、その上に花を並べるというとき、始めの貝殻は死や無気力を示し、その上の花は、華やかな外見の姿を表しています。
こんな箱庭療法は何回か繰り返し行われて、時間をかけてその回復を促していきます。
私もこの治療法を行いましたが、どうしても内に籠ろうとしてしまう気持ちを外へ吐き出すひとつの足がかりとなりました。
Posted on 2009 under 様々なうつ病 |
24
5月
うつ病はいくつかに分類されます。アメリカの操作的診断基準DSMに基づいて、その症状自体の重症度から分類される方法と、うつ病を心理的に引き起こす原因が定まるものと定まらないもので分類する方法があります。その他に、うつ病の長期経過に基づく方法があります。うつ病の長期経過による分類としては「躁うつ病」「反復うつ病」「単一エピソードうつ病」というものがあります。
それぞれ説明すると、まず躁うつ病とは、気分が塞込むうつ状態と気分が異常に高揚する躁状態が繰り返し起こることです。別名で「双極性障害」または「双極性感情障害」とも呼ばれ、その生涯における病気の発生率はうつ病自体の発生率の6%~15%に比べて0.2%~1.6%とされます。そのパーセンテージからみても決して珍しい疾患ではありません。完全に治すことはとても難しく、症状の再発を繰り返すことが多いといわれます。そのため薬物投与による予防を生涯にわたって必要なことが多いようです。
次に反復うつ病とは、うつ病が治ったと思っても繰り返し発症する場合をいいます。最後に単一エピソードうつ病とは再発しないうつ病です。
Posted on 2009 under 治療法 |
30
4月
うつ病の治療の中で、認知行動療法や社会技能、またはソーシャル・スキルがあります。認知行動療法とは、抑うつとした気分のバックにある認知の歪みを自分で意識し、合理的な認知を形成することです。社会技能、ソーシャルスキルとは、近頃イギリスの小中学校で重要視されているもので、社会の中で自然に他人と関わり、生活していくことに必要な能力のことを示します。「ライフスキル」や「心理社会能力」、もしくは「生きる力」とも呼ばれることもあります。
社会技能を「日常生活のなかで出会うさまざまな問題や課題に、自分で、創造的でしかも効果ある対処のできる能力」とWHO(世界保健機関)では定めています。イギリスではこの能力を育てるため、PDHE(人格的、社会的健康教育)という教科を作っています。
【社会技能とは】
意思決定 ・問題解決能力 ・創造力豊かな思考 ・クリティカルに考えていく力 ・効果的なコミュニケーション ・対人関係スキル ―自己開示、質問する能力、聴くこと ・自己意識 ・共感性 ・情動への対処 ・ストレスへの対処
【このような能力が身に付いた結果、次の能力が可能となる】
◆その場の雰囲気が分かる。
◆自分の発した言動を相手がどのように受け取るか想像出来る。
◆自分の考えを、上手に相手に伝える事が出来る。
うつに関わらず、社会人として身につけたい能力ですね。
Posted on 2009 under 様々なうつ病 |
18
4月
冬。寒~い時期には、ポケットに手を入れて体と心まで縮んでしまう。そんなことってありますよね。
そんな特に寒い地区、高緯度地方に多く、冬季にうつ状態を起こしてしまう“季節性うつ病”(=季節性情動障害)があります。季節性うつ病は、特に冬季にだけ抑うつ的に気分が落ち込み、不眠や食欲不振などうつ病に似た症状がでます。患者のほとんどは、冬以外は普通の状態に戻ることが特徴で季節性気分障害や季節性感情障害とも呼ばれます。
季節性うつ病は、日の照る時間が短いと発症すると考えられています。特に冬において、高緯度地域に発症患者の率が高いのもそのためです。原因はまだ明確ではありませんが、小さい内分泌器で脳にある、松果体で作られるメラトニンというホルモンが、冬が特に過剰となり、うつ病の症状の引き金になると言われています。メラトニンの血中濃度は夜に高く昼に低く、睡眠と関連しています。メラトニンが過剰になることで過食や過眠の症状が出ることもあるようです。
Posted on 2009 under 抗うつ薬 |
2
4月
抗うつ薬には副作用があるというのは知っての通りですが、副作用以外にも抗うつ薬を飲用する際は気をつけなければならない事があります。
ひとつは、躁状態を引き起こすこと。うつの症状をもつ人が抗うつ薬を用いると、躁状態になります。(※躁状態とは気分の高揚が異常に続く状態のことです)最近ではうつの症状も無いのに、気分を高める目的で抗うつ薬を“ハッピードラッグ”として使用する例も増えてきています。抗うつ薬の作用はとても複雑で、酷い副作用が起こることもあります。軽い気持ちで飲用すると脳に変調を及ぼす危険もあります。必ず専門医に相談して処方してもらいましょう。
ふたつめは自殺。抗うつ薬を使用した後に、自殺のriskが高まるという報告があり、特にSSRIを服用した際に多いようです。
このように抗うつ薬には少なからずriskが伴うため、うつが軽症の場合はカウンセリングなどの精神療法のみが行われることもあるようです。
Posted on 2009 under 治療法 |
12
3月
不安ばかりが先に立つ、そんな時はありませんか?
自分を認める感情、すなわち「自尊心」というのは、人格の形成や情緒の安定にとても重要であると考えられています。「自尊心」が薄い人は、自分を信じることが出来ないため、何をしてもうまくいかないと懐疑的になってしまい、何もできなくなってしまいます。結果、自制心の喪失を誘い、薬物依存症やアルコール依存症、過食症・拒食症などの摂食障害といった精神障害を招くこともあります。
うつ病の患者は、この様に自尊心を失っていることが多いという考えから、欧米のうつ病治療では薬物療法と合わせて、カウンセリングによる患者の自尊心の快復が行われます。
「自尊心」は日本語として意味する「プライド=傲慢、自惚れ」とは異なります。「自尊心」はありのまま、そのままの自分を受け入れて、誇りを持つということです。それゆえ、うつ病患者への過度な励ましは、プレッシャーとなり、症状を悪化させる恐れがあるため注意が必要です。